告知

【目標50万円】エネルギー貧困に陥る人たちの生存を支えたい! 家庭用ソーラーパネル・蓄電池購入のための寄付をお願いします!


エネルギー貧困に陥る多くの人たちを支えるため、11月より、フードバンク仙台は家庭用ソーラーパネルと蓄電池を使い、電気の供給が止められる世帯や「節約」が限界にきた世帯に対してエネルギーの一時的な供給を行うための新たな取り組みをはじめます。エネルギー貧困の取り組みを行ってきたライフライン無償化プロジェクトとFridays For Future Sendaiは合同で寄付を呼びかけさせていただきます!
ご協力をどうぞよろしくお願いします!

エネルギー貧困の裏で最高益をあげる電力会社
現在、困窮により電気代などのエネルギー料金を支払えず、料金の滞納をしてしまう世帯が増えています。2023年度4月〜6月にフードバンク仙台に相談に訪れた601世帯のうち、約37%にあたる224世帯が電気代を滞納していました。滞納をしている世帯は電気が止められないようなんとか電気代を支払っていますが、そのために不健康になるまで食事を制限する人や、猛暑の中でもエアコンをつけず我慢する人も多くいます。相談を寄せた世帯の中には、夕ご飯以外の時間は豆電球しか点けない。風呂は3日に一回しか入らないといった「節約」をしている人たちがいました。物価やエネルギー料金が高騰する中、「エネルギーか食料か」を迫られ人間らしい生活が送れなくなってしまう人たちが増えているのです。これがエネルギー貧困の実態です。

一方、上記のような「エネルギー貧困」が拡大する裏で、東北電力などの大手電力会社は電気代を引き上げており、利益をあげています。東北電力は、2023年度、過去最高益となる2000億円程度の経常利益をあげる見込みです。株主への配当も、総額75億円にのぼります。

こうした状況をうけ、フードバンク仙台と仙台POSSEの有志で活動するライフライン無償化プロジェクトとFridays For Future Sendaiは東北電力に対し、電気代値上げの理由や利益を上げていても電気代を下げない理由などを公開質問状で問いかけました。残念ながら、東北電力の回答は値下げの予定はないという内容でした。配当される株主の多くは投資会社であり、電気代の支払いに苦しむような人たちとは違います。もともと多額の利益を上げている大企業たちがほとんどです。例えば、東北電力の筆頭株主の日本マスタートラスト信託銀行は東京電力以外のすべての大手電力の10%以上の株をもつ筆頭株主(株式を最も多く保有している株主)であり、今年度の大手電力会社からの配当金だけで約155億円の利益を上げます。エネルギー貧困の中で多くの人々が苦しむ中、エネルギー貧困で困るようなことのない株主たちへの対応が優先されているのです。

東北電力は貧困者に「電気を供給しない」
問題は電気代が高く据え置かれることだけではありません。現在、電力会社が電気料金を滞納した人に対し電気供給を止めることを規制する制度はなく、料金が支払えないペナルティとして、滞納し支払いがない世帯に対して電気の供給停止は行われています。実際、電気が止められてしまった方からの相談が、フードバンク仙台には寄せられることがあります。実は、2023年2月に国は電力会社と地方自治体に対して、料金滞納者に対して福祉につなげることを促していました。

「ライフラインである電気・都市ガス料金の猶予や滞納が長期化してその支払いが困難となり、このままでは供給停止のおそれがある場合や、事業者が生活困窮を原因とした料金の滞納等に関する相談に応じた場合には、早期に生活困窮者自立相談支援機関での相談につなげることが必要であることから、生活困窮者自立相談支援機関とこれらの事業者との連携が重要になります。」(2023年2月厚生労働省、経済産業省「生活困窮者自立支援制度と電気・都市ガス事業との連携について」)

しかし、相談の現場でみえることは、滞納が長期に続いている世帯に対しても、福祉制度への接続などの対応がないということです。滞納が続いている相談者から話を聞いても、供給停止の恐れがある状態にもかかわらず福祉制度の案内や状況の聞き取りがないといいます。今、私たちは改めて実態を調査中ですが、東北電力の管轄内では、電気代を滞納したら福祉制度への接続もなく機械的に供給停止となっている可能性があります。これは極めて危険なことです。深刻化する気候変動の影響で気温が高くなり、夏にクーラーが使えないことは死に直結する事態になっています。冬になると今度は凍死によって多くの命が失われる可能性が発生します。

現場から見えてきた実態や、東北電力への質問状への回答を受け、エネルギー貧困に苦しむ人たちの生存を守るべく、私たちは東北電力を含む大手電力会社9社に対して、電気代の値下げと、滞納を理由に電気供給を止めないことを求める署名を立ち上げました。今後もこれらの要求を通すために抗議活動を展開していきます。

生存を守るために電気の支援をする
そして、私たちは電力会社への抗議活動を行うだけでなく、エネルギー貧困に苦しむ人たちを直接支援し生存を支えるため、電気供給を止められてしまった人や供給は続いているものの「節約」が限界にきて暖房器具などを使えないような人などを対象に。電気の直接支援を始めます!現在、多くの世帯で電気を使った暖房器具は一般的になっており、それらが使えないと家で暖を取るのがとても困難になっています。そこで、持ち運び可能な蓄電器と太陽パネルを用い、一時的にはなりますが暖房器具などを使える環境を作り出します。パネルでの発電が困難な際にはフードバンクで蓄電器を蓄電し支援に用います。そして、当面の生存を確保しつつ、福祉制度への接続や電力会社との交渉を通じて、電気の開栓を実現していく予定です。なお、ガスや水道の滞納や供給停止に対しても引き続き開栓支援なども行っていきます。

この支援を行っていくためには、蓄電器+発電設備が必要であり、その調達から始める必要があります。そのため寄付の協力を呼びかけさせていただきます!

これから仙台は冬になり、エネルギー貧困のために暖房器具が使えない状態が続くと、凍死のリスクは現実に発生します。凍死までいかずとも、我慢に我慢を重ね、病気になって死に至るという可能性もあるでしょう。多くの人がエネルギー貧困に陥ることなく暮らしていける社会を目指して、私たちは活動していきます。ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

寄付へのご協力をお願いします
寄付のご協力をお願いします。蓄電器+発電設備(太陽光パネル)を3セットに、延長ケーブルなどの代金を加え、2023年11月30日までに50万円を目標額に寄付の募らせていただきます!
以下のフードバンク仙台の口座に、寄付をお願いいたします。
※フードバンク仙台は日ごろから寄付をいただいているため、今回の太陽光パネルと蓄電器への寄付を判別するため、お手数ですがメールにてパネルと蓄電器への寄付をいただける旨をご連絡くださますよう、お願いいたします。
※目標金額の50万円を超えた分は、フードバンク仙台の食料支援と生活相談支援の活動費に活用させていただきます。

【連絡先】メールアドレス:foodbanksendai@gmail.com
【寄付先の情報】

寄付の進捗については随時HPやSNSで発信していきます!
また、一緒に活動に取り組む若者も随時募集しています!
関心のある方は上記の連絡先にご連絡ください!

TOP