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現場レポート・調査

10/28に食料支援会を行い、労働問題を抱える留学生たちと交流しました!

フードバンク仙台と仙台POSSEが共催で、仙台に住む留学生を対象とした、食料支援・生活/労働相談・交流イベントを10/28(土)に行いました。

フードバンク仙台には、留学生からの食料支援依頼が多く寄せられます。そのような留学生のほとんどは、ネパールやスリランカなどのアジア地域の出身で、日本語学校や専門学校(自動車学校など)に通っています。

多くの留学生が食品工場や配送会社などでアルバイトをしていますが、週28時間までという上限のため、月に10数万円以上を稼ぐことは難しいです。また、日中は学校に行かなければならないため、十分な睡眠や休憩をとることができない人も多くいます。さらに、失業や病気による生活困窮のリスクから生活を守る制度である生活保護は、外国籍の人は利用することができません。

今回のイベントでは、このように困難な状況にある留学生から、普段の生活や仕事について話を聞き、具体的にどのような悩み・問題・不満を抱えているのかを明らかにする目的で行いました。さらには、留学生に共通の問題について話すことで、「この問題は私だけじゃないんだ」と思えるような場をつくり、一緒に解決のために取り組めるようなネットワークづくりにも繋げていきたいと思い開催しました。

 

(開始前の打ち合わせの様子)

 

当日は、およそ2時間で20人ほどの留学生(出身はバングラデシュとネパール)が訪れました。食料支援(フードパントリー)のコーナーでは、米、野菜、缶詰、レトルト食品などの中から、持ち帰りたいものを選んでもらいました。

食べ物を選んでもらった後は、食事やお菓子を食べながら、留学生の日本での暮らし、アルバイト先での働き方、生活費の問題などについて、フードバンク仙台と仙台POSSEのボランティアが話を聞き交流しました。

(留学生とボランティアとの交流の様子(モザイクは留学生))

なかでも印象的だったのは、複数の留学生が、近いうちに雇い止めをされてしまうという労働問題を抱えていたことです。いきなりクビを切られては生活ができなくなってしまいます。会社の都合で急に契約を切ることは法律違反でもあります。留学生たちも、話をしているうちに「会社のしていることはおかしい」という思いが強まってきた様子でした。

今後、仙台POSSEと連携している労働組合・仙台けやきユニオンを通じて、「雇い止めの撤回」を求めて会社と交渉することも考えています。

この相談が、実際に労働組合での交渉に繋がり、今の状況を変えることができれば、当事者である留学生の生活を守ることはもちろん、それを知った他の労働者(留学生も、そうでない人も)にも勇気を与えることができます。実際に交渉が始まった際には、ぜひご注目ください!

 

今回のイベントは、きっかけとして「食料支援」「食べ物を渡す」ところから始まり、困窮や生活不安の背景にある労働問題にまでアプローチできた点で、フードバンクという取り組みが持つ可能性を感じるイベントでもありました。

今後も留学生の抱える問題を可視化し、解決のための取り組みを続けていきます。

興味のある方・参加してみたい方は、フードバンク仙台や仙台POSSEのボランティアとして一緒に活動しましょう!

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